とうとう発覚したのかと感じたのは、
「かんぽ」「ゆうちょ」高齢者に不利益
という書き出しの東京新聞の記事。
~東京新聞の記事より抜粋~
・ かんぽ生命保険とゆうちょ銀行が
高齢者らに対し
保険や投資信託の不適切販売を繰り返した
・ かんぽ生命は、顧客の不利益になる
乗り換え契約を複数結んでいた
・ ゆうちょ銀行は、投資信託の販売で、
高齢者の健康状態や商品の理解度を
確認していなかった
・ 販売目標といったノルマの廃止を含め
再発防止策を検討
2005年(平成17年)の郵政民営化以降、
「かんぽ」「ゆうちょ」共に
目標と言う名のノルマが厳しくなり、
お客様の嘆きの声を多く聞くようになり、
何でもありの印象を感じていました。
郵政は民営化しているので、
民間として利益を上げていくために、
保険、投信、年賀はがき等の
過剰なノルマを
販売員が課されていて大変なのは、
容易に想像できますが、
今回の被害者の3割程度が高齢者という点も、
郵便局が元々は公営だった時からの
絶大な信頼を悪用した感じで、残念です。
70歳以上の方には、ご家族同伴の上で
金融商品の説明をするようになっていて、
思いこみや誤解がないように丁寧に説明し、
意向確認をする必要があったのですが、
目標達成のために目をつぶったのでしょう。
私が保険の募集で戸別訪問に回っていた頃も、
国内生保に対してはかなり警戒心が強い反面、
「郵便局で~す」と言われると、
警戒心がOFFになる高齢者の方が
多かったです。
前々から国内生保の歴代の担当者の悪事?に
懲りている方が多く、
必ず激しい拒否反応の洗礼があり、
何回か通ってお話を伺うと、
ひどすぎる話がボロボロと出てきて、、
「この業界って何?」
って思う事が多々ありました。
自社の取り扱い金融商品の中から、
成績が良い商品ばかり売る
販売員が多いのです。
保険会社の利益=お客様の不利益
の公式は、ほぼ当てはまります。
☆ 金融商品を選ぶ際は、
必ず複数社の比較をしましょう
☆ 中立な立場で金融商品を知っている
ファイナンシャルプランナーに相談するのも
方法の1つです
契約者の方・ご家族の方は、
ご自分の大切な財産を守るために、
保険・投信・住宅や車・高額商品の購入の
ご契約時は、納得いく説明が受けれるまでは
契約しないという強い意志を
持って頂きたいです。
何回も家に来てくれる=良い人
では、ありません。
保険や投信は、正しく募集していれば、
お客様のお役に立てるものです。
今回の金融商品の不適切販売について
金融業界全体が反省し、
金融商品を取り扱う者の
倫理観と知識が高まるように願います。
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