家計の節約のポイントの1つは、
住居費と給料のバランスをとること。
賃貸物件は、
やり直しが効く部類ではありますが、
敷金、礼金、仲介手数料、前家賃、引越費用等
初期費用がかかるので、
気楽に選ぶわけにはいきません。
気軽に引越ができないので、
一度決めた物件の家賃は固定費として
継続的に費用がかかり、
家計を圧迫します。
家族構成の変化や部署の異動がない限り
引越はしないつもりで探しました。
私自身が20代の時に
知り合いに頼んだ物件の家賃が
大きく予算オーバーして親に借金した
苦い過去があります。
自分の収入に合った物件を選ばないと
生活がとても窮屈になり行き詰まります。
新社会人の息子の物件探しに奮闘した
1か月の記録を書きます。
・ 息子は東京で新人研修中で時間がない
・ 事業所と担当先の企業様の距離がある
・ 事業所に配属前で現地の情報がない
・ 私は熊本在住で、現地に行く時間がない
息子の仕事はエンジニアで、
取引先企業様と事業所に
交互に勤務する形態ですが、
直前まで担当先の企業様が決まらず、
「愛知県のどこに住めばいいの?」
と言う状態で、
探しようがありませんでした。
先ずは愛知県の情報を集めようと、
「愛知県の治安は?物価は?」
「どこが住みやすいの?」
ネットで口コミを探す日々。
息子の専攻分野から、
三河地方の企業様の担当の可能性があり、
電車の路線図を片手に、
「乗り換えがしやすい、快速電車が止まる駅」
「取引先様と事業所双方に1時間で行ける」
「電車の駅から徒歩10分以内」
の物件をネットで検索しました。
1番こだわったのは、共益費含む家賃です。
家賃補助が3万円という息子の勘違い、
本当は6,000円の補助と判明し、
予算を、5.5万円→4万円に
大幅に削減しました。
手取りが約16万円、
手取り額の20%~30%の
32,000円~48,000円の
枠に収まるように、
車の購入も考えて駐車場代が
5,000円以下であることを、
条件に探しました。
条件に当てはまる物件があると
物件画像やムービーで詳細を比較し、
一覧表を作成し、
事故物件サイトを確認し、
不動産会社にメールで詳細確認しては、
良い物件はすぐ借り手が決まってしまうの
繰り返し。
4件が流れたところで、
担当先の企業様の所在地が分かり、
5件目にして、
共益費込み32,000円の物件発見。
問い合わせが10名以上来ていた状態で
内見予定日を前倒しして、
即申込して、やっと決まりました。
多くの情報を収集・整理・確認し、
物件を見る目が肥えていたので、
即決できたのだと思います。
夫からは、
「そこまでする~?」と
言われましたが。。
「防災と安全上」の注意点は、
ファザードマップで災害発生の確率を確認と、
建築年や構造の確認をしました。
(本当は自分で内見して、壁をコンコンして
音の確認や結露等の確認をした方がよいです。)
不動産屋さんへ、耐火構造については、
電話で確認しました。
(大手賃貸物件の施工業者の欠陥物件の件で、
もめていた時期でもあり、慎重になりました。
防音と耐火基準を満たしていない物件があると
教えて頂きました。)
♦ 予算的にあきらめたもの
・ オートロック
・ モニター付きインターフォン
・ トイレ・バス別
・ 屋内洗濯機
・ 建物内ゴミ捨て場
「安全」「賃貸料と給料のバランス」に重点を置き、
他の点は妥協しました。
十分な予算があれば、
希望の物件を決める事ができたとは思いますが、
「身の丈に合った物件で」
「無理のない状態」を心がけました。
新入生や新社会人は
新生活に順応するのに手一杯なので、
削りにくい固定費である住居費を抑える事は、
良いスタートをきるために必須と考え、
親がしゃしゃり出てしまいました。
「冷静と情熱の間」ならぬ、
「放任と過保護の間」の私。
GWに夫と名古屋を訪問して以降は、
極力冷静な母であるように努めております。
賃貸も持ち家も決める際には、
駅や職場からの距離・買い物等の利便性
環境なども大切ですが、
手取り額に占めるバランス
電気代・水道代・通信費・駐車場代を含む
ランニングコストが抑えられる物件を選ぶことが、
その後の財産形成に大きく関わると思います。
一般的には、
住宅ローンは手取り額の30%が目安ですが、
個々の家庭の事情に照らし合わせてみると、
20%位が適切な場合もあります。
家計の支出を洗い出して、
教育費がかかる時期などの特殊な時期以外で
収支のバランスが取れていなければ、
住居費の見直しが必要なのかもしれません。
家は安らぐ場所であり、
住宅ローンや家賃の支払いにあえぐ場所では
無いと思っています。
住宅ローンを払い終えるまで、
あくせく働いて、
家が好きなのに、
家にゆっくりといる時間がなくて
悲しいと考えていた私の思いです。
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