ギリギリの合格
「こんなに勉強しなくて合格した子はいない!」
と塾の先生も驚いた(笑)
何とか大学へ滑り込めた息子でしたが、
文系の頭なのに理系へ進学したので、
授業についていくのに高校の教科書から
復習を始めて苦労していました。
息子は4歳から離婚するまで公文式の勉強をし、
計算の基礎ができているのと
本を読むのが好きでよく読んでいたので、
本人がやる気になればできるという確信を
私は持っていたので本人の意志に任せていました。
理系大学生は、忙しい
理系は、課題が多く出されるので、
バイトする時間はあまりありません。
社会勉強を兼ねる目的の週に2日のバイト代が
息子のお小遣いでした。
同級生の中には、自分で学費・生活費を出すために寝ずに
頑張って働いて、学校にも来ていたけれど、
無理がたたってフェイドアウトした人も何人かいるそうです。
私立理系の学費
私立理系の学費は、初年度は150万円
2~4年は、100万円かかりました。
4年間の合計は、450万円。
3月と9月末の2回に分けて払います。
振込期限に遅れたら、留年(汗)とのことでした。
入学金や授業料に加え、教科書代や実習費は別途かかります。
奨学金借入
奨学金は、
県や市から無利子で借りることができますが、
どちらから借りるかにより上限が異なります。
限度額ギリギリまで借りたかったので、
高校の時は、熊本県から月3万円、
大学の時は、熊本市から月51,000円、
借入をしました。
返済義務者は、
高校は、保護者
大学は、生徒本人となります。
返済期間は、
卒業後半年(9月)から始まります。
一括返済、分割が選べます。
大学に通っている時から、
高校の奨学金の返済は始まるので、
私の場合は、1万円×108回返済に
してもらいました。
本日現在の返済残高は、60万円です。
大学の奨学金は、
毎月の51,000円(私立自宅通学の上限)
に加えて、
初年度は20万円の追加の借入ができます。
限度額いっぱいまで借入をしましたが、
家計に余裕ができたので大学4年の借入の申請はせずに、
2,036,000円を一括返済しました。
役所の方は、「無理しないでいいですよ。」と
心配して頂いて、とても親切でした。
借入金と貯蓄金額との差=実際の資産残高を
エクセルシートで把握しているので
返済しても大丈夫な確信はありましたし、
息子の名義で借りたものなので、
お金がある時に返したかったのです。
何より怖いのは、借りたお金を自分のお金と
勘違いして自分が使い込まないか心配で (笑)
奨学金の返済方法については、役所に相談すると
事情によっては猶予や月々の返済額の減額も
検討してもらえるので、返済ができない場合は
そのままにせずに、先ず相談しましょう。
進路について親子でよく話し合い、
納得して決めたことなので、
息子も大学に行くのが楽しいと言っていました。
課題や卒業論文は最後まで必死にやっていましたが(笑)
就活費用は意外とかかる
大学受験の時は、学部毎の受験料(2~3万円)と
交通費やホテル代がかかりますが、
就職活動(就活)費用は、更に負担が大きいです。
スーツ一式に加えて、
複数社に何回か試験に行くことが多いので、
交通費やホテル代の負担が大きいです。
事前に予算化しておいた方が良いと思います。
売り手市場だったのも幸いし、
息子の希望の会社に無事内定を頂きました。
10月1日の内定式の旅費は、
立替て当日清算となりました。
(あいにく台風で前日に取りやめが決定)
内定が決まった後は、キャンセル料なども会社が負担してくれます。
就職先は決まっていても
卒業できるかは決まっていません。
先生から何回もダメ出しを受けて、
システムの作り直しをするために
息子が研究室に泊まり込む日々が続きました。
受験期の時と同じ気持ちで
親としても不安がいっぱいでした。
(留年したら内定取り消し&学費がかかる(汗)
祈るしかありません。
2月上旬にやっと、卒論の合格を頂き、
3月末から東京研修に行き、
4月末から名古屋配属になりました。
研修期間は、会社の借上げ寮に暮らしました。
初任給が出るまで
初給料が出る、5月20日までの生活費は、
郵貯銀行のカードは息子、通帳は私が
管理して、不足分を追加しました。
新生活準備
・アパートを借りる費用(約16万5千円)
・追加のスーツやシャツ類
・ベット
・布団
・洗濯機
・冷蔵庫
・IHコンロ
・オーブン電子レンジ
・調理器具一式 などなど・・・
ネット契約と机といすは自分で払うと
自己申告あり、
TVはいらないとのことで買いませんでした。
息子には、
/
お給料が出たら自分のお金で
生活するように
\
/
これっきりだよ!
\
と念を押しました。
幸い、息子は小心者なので、
気をつけてお金を使っているようで
口座残高を聞いたら30万円と言ってました。
私の20代と比べて立派(笑)
<学んだこと>
☆ 親も子も受験のストレスは大きいが、
親の心配を子供にぶつけてもマイナスになるだけ
親もじっと我慢するしかない
☆ 授業料以外にかかるお金がある
☆ 理系は、バイトで稼げない
☆ 奨学金は、返済まで計画して借りること
☆ 就活費用・新生活費用の準備もいる
☆ 子育ては、いつかは終わる
☆ 子育てが終われば、親は自分探しの始まり
最後まで、卒業が決まらずハラハラし通しの
息子と私でしたが、
息子が好きなパスタやさんにランチに行ったこと、
3月に湯布院で食べ歩き観光をしたこと、
大切な思い出になっています。
いつかは子供は離れると自分に言い聞かせてきましたが、
ひとり親で息子と2人3脚で過ごした日々
本音は心配でさびしいですが、
今後は、自分の人生を生きたいと思っています。
個別相談をお受けしています。
お気軽にどうぞ (^^♪
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