50代の結婚となると、
片方が再婚だったり、お子さんがいたりして、
事実婚を選ばれる方もいらっしゃるかと思います。
自分のことも振り返りながら、
メリットとデメリットについて整理します。
♦ 事実婚と法律婚~共通項目
○ 健康保険や年金の被扶養配偶者になれる
○ 遺族年金の受取もできる
○ 携帯の家族割りが使える
○ 不動産を共有名義にできる
△ 死亡受取人になれる
△ 入院や手術の家族同意書も書ける
※ 住民票の続柄に(未届)と記載すること
※ △は、保険会社や病院により対応が異なったり、
手続きが面倒な時がある
♦ 事実婚のメリット
・ 苗字を変えなくていいので、手続きが楽
・ 仕事上のキャリアに支障がない
・ 相手の家族と距離をおきやすい
・ 家族の反対がおきにくい
♦ 事実婚のデメリット
・ 会社員同士のカップルは、
別れる時に、年金の「合意分割」ができない
※合意分割・・婚姻中の配偶者の厚生年金記録を
国民年金第3号被保険者が2分の1受け取ること
※ 国民年金第3号被保険者・・専業主婦(夫)
・ 事実婚では、相続権がない
→事実婚の場合、
遺言書を書いたり、保険金の受取人にする等の
前準備がないと遺産がもらえない
相続人・・戸籍に記載されている家族
☆ 相続人は、基礎控除がある
☆ 相続人は、生命保険金の控除がある
♦ 事実婚の最大のデメリット
・ 相続人ではないので、
基礎控除や生命保険控除が使えない
・ 相続した場合、
他の相続人の相続税が増える
(控除枠はなく、総額で相続財産が
課税されるので受取金額の増加に比例する)
・ 家族に認知されていなければ、
喪主になれない可能性がある
メリットとデメリットがあるので、
どちらが自分たちに合った形か
考えてみてみられては、いかかがでしょうか。
私の場合、子供の気持ちも考えましたし、
相手方は家族について伝統的な考えを
持っていたので、
再婚するまでに2年以上話合いが続きました。
私は、子供の独立後は2人の生活になることと、
大病をした時の治療法の判断ができること、
お葬式に喪主として参加できることが
スムーズにできるように法律婚を選択しました。
年々劣化していく容姿、体力と気力に
自信がなくなっていったのもありますし、
元々好きな人だし、
少し力を抜いて向き合っていきたかった
という本音もあります。
どちらが正解という訳ではなく、
自分に合った形であれば、
それが正解であると思います。
個別相談をお受けしています。
お気軽にどうぞ (^^♪
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